女性が結婚相手に望む年収は約500万。しかし実際のところ、これ以下の年収でもやりくりしている家庭はたくさんあります。
例えば年収が200万だったら、300万だったら、500万だったらどのような生活になるのでしょう?結婚後の出産、子育てを踏まえてみてみましょう。
女性が結婚相手に望む年収は平均471万です!
みなさんは、結婚する際、相手に何を求めますか?
「高身長・高学歴・高収入」のいわゆる三高が結婚相手の条件だと言われた時期もありますが、最近は世の情勢を反映し、
1位:性格がよい
2位:思いやりがある
3位:収入が安定している
がベスト3だそうです。随分と条件が穏やかになったように感じますがどうでしょうか?
しかし、上位2つの条件は男性も一緒なのですが、3位の収入が安定している、に関しては、男性だとずっと下位になります。
経済的にはまだまだ弱者の女性は、結婚によって経済的な安定を求めざるを得ない状況にあるため、どうしてもその条件を外すことができないのです。
ですから、結婚相談所などで女性は、必ずと言っていいほど「ご希望の相手の年収は?」と聞かれます。
で、そこはシビアな女性たち。あくまで理想と言いながら、「最低でも500万」「いや600万程度ないと」となり、女性が求める結婚相手の年収は、全国平均で471万円だそうです。
世帯年収別の生活状況~年収200万の場合~
先程、女性たちが結婚相手に希望する年収は471万と言いましたが、実際のところ、本当に500万もの年収が生活に必要なのでしょうか?。シミュレーションしてみました。
例えば旦那様が20代前半なら年収200万円台は普通です。この場合月収が大体月15~16万になります。
家賃が5万、食費が3万、光熱費が2万、貯蓄が2万とすると、約4万がその月に自由に使えるお金になります。
家賃が5万というのは、都市部では厳しいのですが、地方なら結構あります。もし妻が専業主婦でも、子どもがいなければ生活はできるでしょう。
子どもがいる場合は教育費などが厳しい状況になる可能性が高いです。
妻も働いており、同等の年収があれば、世帯年収が400万を超えるので、子どもがいても問題ないでしょう。
つまり、年収200万でも、妻が働けば生活もでき、子どもも持てるのです。
世帯年収別の生活状況~年収300万の場合~
終身雇用、年功序列制度の崩壊で、今後は年収300万代が標準になるのではと言われています。
では年収が300万円台だと、どのような生活になるのでしょうか?
年収300万台だと、旦那様の年齢は20代後半~30代前半が普通です。月収に直すと20万~25万程度になります。
家賃が7.5万、食費が5万、光熱費が2.5万、貯蓄が2.5万とすると、約7.5万がその月に自由に使えるお金になります。
200万台に比べると、だいぶ余裕があるように見えますが、都心部だと7.5万出しても単身用のワンルーム程度の部屋しか借りられませんので、通勤時間はかかっても郊外に住まざるを得ない状況です。
子どもがいる場合は、児童手当がもらえます(1人当たり1万~1.5万(H28年))。大抵の家庭は共働き(パートも含む)で家計を助けているケースが多いようです。
しかし中には妻が専業主婦で3人の子どもがいる、という家庭もあります。
世帯年収別の生活状況~年収500万の場合~
では、理想の年収である500万台の夫を持つことができた場合、どのような生活ができるのでしょうか?
年収500万の場合、賞与+月収25~30万円。妻が専業主婦、子どもが2人(未就学)の場合、生活費は
家賃または住宅ローン10万
食費5万
光熱費2.5万
雑費1.5万
医療、生命保険1.5万
娯楽費1.5万
夫小遣い3万
幼稚園費3万(1人分)
ここまでで28万円で、もし子どもが2人とも幼稚園なら31万円になります。
保険にも入り、大抵の家庭がマイホームの購入しているので、年収200万、300万の人たちとくらべると、やはり余裕のある生活が送れそうです。
妻が専業主婦の場合、子どもの習い事や家族旅行(国内)の費用を捻出するには少し大変かも知れません。しかし世間では、年収500万で専業主婦の人はいくらでもいます。
2~30代で年収500万の人など、今はそういないので、やはり恵まれていると言うべきでしょう。