今やSNSは広く社会に浸透し、多くの人がSNSで他人とつながっています。
コミュ障さんにはとても便利なツールですが、何でもかんでもSNSで済ますのはNG。
「直接会う」ことのメリットを再認識して、「お断り」上手になりましょう!
今や世間はSNS依存症のような人であふれています
近頃の若い世代は(こう書くとホントにおばさん臭くてイヤなのですが)、とにかくSNSが中心。
10年前にはその存在すら日本ではほとんど知られていなかったTwitter、たった5年ほど前からサービスを開始したLINE、Instagramは、今では知らない人を探す方が難しいくらい、私たちを含めた広い世代に深く浸透しています。
これらSNSのお陰で、私たちは、いつでも誰とでもすぐつながれるという、電話や手紙しか通信手段がなかったほんの50年前からすると、夢のような恩恵を受けています。
その反面、簡単に他人とつながれる安易さから、何でもSNSに頼り、まるで「依存症」のような使い方をする人も増えています。
例えば友人と口論になった時、次に会うまでに気まずい思いをなんとかしたいと、LINEで謝罪をする。
こんな経験はLINEユーザーなら誰にでもあるのではないでしょうか?「ごめんね」の一言に可愛いスタンプ付きで。
確かに、普段仲のよい友人との些細な喧嘩なら、これで十分です。
しかし何でも誰にでもこんな調子でいるとしたら、許してくれるどころか、逆にもっと怒らせてしまうこともあるのです。
コミュ障さんの救世主、SNSにもできないことがある
コミュ障さんにとって、SNSは自分の気持ちを伝えるのにとても便利なツールだと思います。
現実の世界では静かなおとなしい人が、ネットの世界ではまるで別人のように雄弁に自分のことを語る、なんて珍しくもありません。
TwitterやLINEは手紙のように内容を深く考えることなく、気持ちを即伝えることができ、尚且つ伝える際には相手の反応や気持ちに配慮しなくてもよいのですから。
しかし、昨日今日婚活パーティーで知り合ったようなほぼ他人を相手に、何でもかんでもLINEで済ましてしまうのは間違いであり、あなたの印象を損なってしまう危険も持ち合わせていることを、今一度心にとどめておきましょう。
特に謝罪に関しては、相手が既に自分に不快な感情を持っている場合が多く、それをどのように取り除くかが、「カギ」になります。
その際LINEのようなコミュニケーションツールでの謝罪は、手軽なだけに「誠意」が感じられないと取られてしまいがちなのです。
誠意の感じ方は「会う(大)→電話→手紙→メール→LINE(小)」の順
ちょっと想像してみてください。あなたが仕事で失敗してしまい、取引先に迷惑をかけてしまったとします。
そんな時、会社は取引先にどんな対応を取りますか?
現実的な対処をしつつも、まず謝罪の言葉を添えてアポを取り、先方に謝りに出向きますよね。
それがすぐに無理ならとりあえず電話で謝ります。
間違ってもメールやLINEなんかでは済ませませんよね。
謝り方に対する誠意の感じ方は「会う→電話→手紙→メール→LINEなどSNS」の順番で低くなっていくのだそうです。
気心の知れた友人以外は、LINEで謝るのを止めておきましょう。
せっかくのデートで大失敗。こんな時の謝罪は?
婚活中、せっかくいいなあと思える相手に出会ったのに、不慣れなデートで大失敗。
笑顔で別れた彼ですが、きっと内心怒っていることでしょう。
このままでは、次に会うこともかなわないかもしれません。
このように、婚活で相手に失礼なことをしてしまった場合、謝罪はどうしたらよいでしょう。
ポイントは、まだ出会って日が浅いということ。つき合っているわけでもありません。
ぜひ、彼をつなぎとめたいならば、こちらから連絡しましょう。
LINEやメールではなく、電話がおすすめです。明らかに失礼なことをしたのですから、真っ先に謝罪の言葉が必要です。
そして、直接会って改めて謝罪の気持ちを伝えたいとはっきり言いましょう。
つまり、電話で謝罪の意思は伝えますが、本当の謝罪は直接会ってということです。
先ほどの取引先の話と通じるところがありますね。
会って話すことで、相手の表情が分かります。
自身が反省しているということも表情で伝えられます。
コミュ障さんにとって、「直接」は何かと荷が重いと感じるかもしれませんが大切なこと。これができるかできないかで印象も変わりますよ。